税理士事務所の就職は実務経験があるほうが有利、というかほぼそれ

税理士事務所勤務のずぶです。

今から税理士業界に飛び込む方は、まずハローワークに行かれると思います。そこでの求人内容をご覧になられましたか?

ほとんどの事務所で

「経験者優遇」

「科目合格者優遇」

と書かれています。

優遇と書かれていますが、税理士事務所の募集では基本的には即戦力しか採用しないです。優遇というかほぼ絶対です。

僕が税理業界に入るべくハローワークに行ったときは、15社中15社(全部ですね)電話でお断りされました。書類選考にすら進ませてもらえない。

以下のような驚愕の求人内容でもですよ!

  • 額面135,000円
  • 社保無し
  • 賞与無し
  • 昇給無し
  • 残業代無し
  • 週休1日
  • 交通費月1万円まで

こんな内容でも電話で断られるんです。

どこもかしこも電話で断られるから、こんな激悪な内容にでも応募せざるをえなかったんです。

税理士業界は、働き始めるのにハードルが高いんですよね。

税理士事務所では、

実務経験ゼロの税理士より、実務経験の豊富な科目合格無しの見習い

のほうが重宝されますし、採用もされやすいです。

では、なぜそうなってしまっているか、数年この世界にいる僕の考えをお話ししましょう。

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なぜ税理士事務所は即戦力しか採用しないのか

理由は色々ですね。

ここでは2つの理由をお話しますね。

人を育てる余裕もなければノウハウもない。

税理士事務所には”人を教える”って概念がありません。全て自力で考えてこなさなければなりません。

入社当日に「はい、この会社の決算仕上げといて」って資料を渡されることもあると聞きます。資料を渡した後は知らんぷり。

当然ですが、全然わからない。

なので先輩社員に質問しても「去年と同じようにやればいいから!さあ忙しいから早く仕上げて!」って邪険に対応されることもしばしば。

仕方なく本棚から「法人の確定申告手引書(仮タイトル)」を引っ張り出してきて、その本で調べながら、去年の決算と同じように見様見真似でやっていくしかない。

なんとかかんとか形になったところで、税理士にチェックに回すと、

「何でここはこの処理になってんねん!やり直しや!」

「ちゃんとやれ!」

って怒鳴られる始末。

これは特別な税理士事務所ではなくて、まあまあな確率でこんな感じらしいです。

幸い僕はこんな経験をしなくて済んだので助かりました。

※最後は必ず税理士がチェックしてから申告します。

未経験の税理士だと人件費が割高になる

さすがに税理士資格を持っている人を雇う場合、給与の額も高くせざるを得ません。

それは未経験でも一緒です。

税理士事務所の所長は基本的に人件費が高くなることを嫌います。ある事務所では、数年在籍すると人件費が上がっていくから辞めさせるところもあるみたいです。人権もくそもないですね。

なので、所長からすれば”戦力になるまで数年かかるコストのかかる未経験税理士”よりも”即戦力で人件費も安く済ませることができる経験豊富なコスパ抜群の税理士見習い”のほうが重宝され、採用されやすいようです。

せっかく頑張って勉強して合格した税理士資格が、こんな形で邪魔をするとは思わなかったでしょうね…

じゃあどうすれば…

税理士業界に入りたくても入れない人はいったいどうすれば…

ってなっても大丈夫!

まずはパート・アルバイトで経験を積むことで次のステップに進みやすくなります。

事務員としてパート・アルバイトを採用する時は「簿記2級程度の知識」と書かれていることがほとんどです。

なので、税理士事務所で働くときの流れとしては、

アルバイトで働く→その間に数科目取る(できれば3科目)→転職で正社員

ってのが王道ルートな感じですね。

先に税理士科目をすべて合格してから税理士事務所に勤務すしようとする方もいらっしゃると思いますが、採用されないこともあります。税理士なのに…

聞いた話によると、税理士資格保有者で業界未経験の方が、就職できないためにアルバイトでしばらくの間働いていたことがあるとかないとか…

おわりに

どうでしたか?

税理士業界に就職するために、なかなか厳しい現実が襲ってきます。

  • 業界に入るためのハードルが高い
  • 必ずしも資格があれば重宝されるわけではない
  • 人件費は資産ではなく、コストの意識が高い事務所が中にはある
  • 最初はパート・アルバイトから
  • 運よく拾ってもらってもブラックなこともある

まとめるとこんな感じですね。

まあ士業は独立してなんぼですから、雇われているうちはこんなもんです。

悔しければ、

「まず資格を取って、しっかり実務経験を積んで、独立してしまう」

こうするしか道はないですね。

ではこの辺で失礼します。

※さんざん悪いイメージを植え付けてますが、全部が全部ここで紹介したような事務所ではないです。中には素晴らしい事務所もありますのでご安心ください。

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