【腕時計の駆動方式】機械式・クォーツ式・スプリングドライブ【比較】

持っている時計・これから買おうとしている時計・欲しい時計、について「どういう風に動いてるんだろう?」「機械式って?」って思い始めてませんか?

腕時計の駆動方式が気になり始めたそこのあなた!そうですあなたです!

あなたはもう立派な本物の腕時計好きです!

腕時計ファンが口をそろえて言うのは「ブランド名」のみ!ロレックス・オメガ・IWC・ブライトリング・フランクミュラー・タグホイヤーetc。駆動方式なんてどうでもいい人が多い!

そんな中、「腕時計の駆動方式について詳しく知りたい方」向けに書いていきます。是非参考にしてください。

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腕時計の駆動方式は大きく分けて2つ

腕時計が動く仕組みを大きく分けると、

  • 機械式腕時計
  • クォーツ式腕時計

の2つになります。

この2つと、例外的にスプリングドライブと呼ばれるものがあります。スプリングドライブは機械式とクォーツ、両方の良いとこどりって感じでしょうか。

ではそれぞれの特徴・メリット・デメリットをみていきます。

機械式時計

機械式腕時計も2つに分かれています。

  • 手巻き式
  • 自動巻き式

※基本的に自動巻きには手巻き機能もついてます。

仕組み自体に大きな違いはないですが、ゼンマイの巻き上げをどのようにするかが違います。では詳しく見ていきます。

特徴

手巻き時計の場合は”龍頭を回す”こと、自動巻きの場合は”腕の振りにより自動”でゼンマイが巻き上がります。そしてゼンマイがほどける力を利用して、歯車ひとつひとつに力が伝わり、そして針が動きます。

「針を動かす」という動作のために部品数はかなりの数になります。
シンプルな三針もので約100個、機能が増していくごとに増え、クロノグラフなどであれば600以上もの部品が必要となります。

針の動き方にも特徴があります。耳を近づけると「チチチチチ」と小さく細かく音がして、針の動きも細かく動きます。一般的なクォーツ式時計の「カチッカチッ」とは異なります。

メリット

①電池交換が必要ない

ゼンマイを巻くのに必要なことは、”龍頭を巻く”or”腕の振りで自動”のどちらかでいいので、電池が急に切れることもないですし、交換の必要もありません。

大事な時に電池切れたら大変ですもんね。

②時計職人の技術が感じられる

僕が思う一番の魅力がこれです。

機械式腕時計は長い年月をかけて時計職人が研究してきた知恵技術の塊です。腕時計という小さなもの中に、どれだけの情熱と技術が詰まっているかを感じ取る楽しみがあります。

③永遠に使い続けられる

オーバーホール(後述します)をし続ければ、永久に使い続けられます。部品がなくなる(製造中止など)場合は例外ですけどね。

超高級時計、例えばオーデマ・ピケは「永久修理保証」を謳っています。永久保証にもなれば、もちろん修理費用は超高額。数十万はざらです。

④使わなければ止まる

クォーツ式はどうしてもずっと動き続けます。そりゃ時計だからね!

機械式は使いたいときだけ龍頭を回すor腕につけるだけで動き続けます。なんとなく電池の無駄使いがない気がしますね。

⑤ステータス性が高い

機械式時計は基本的には手作りなため、どうしても値段が高くなります。そのため、機械式時計のほうがステータス性が高くなりがちです。(ものすごく単純な価値観ですが)

まあこれは価値観の違いのため何とも言えないですけどね!

個人的には、”男なら良い時計を持っているという見栄やステータス”は重要でしょ! って考えてしまいます。そのために仕事頑張ろうってなりますしね!

デメリット

①精度面でクォーツには到底及ばない

精度は後述するクォーツ式やスプリングドライブには到底かないませんね。残念ながら。

クォーツは月差(ひと月でずれる時間)で ±数秒~数十秒、精度の良いものなら年差数秒というものまであります。

それに比べ機械式は日差 ±数秒~数十秒。月に直せば数分~数十分ずれることもあります。

②個体差が生じる

何度も言ってますが、機械式時計は手作り(現在はオートメーション化はされています)のため個体差が生じます。

個体差と言うのは具体的には、”日差”が大幅にずれる個体もあれば、ぴったりでずれないものもあります。

こればっかりは運ですね。
ずれてる個体に当たっても、それはそれで手のかかるかわいい子として大事にして、愛でてあげましょう。

③衝撃に弱い

中の機械が複雑に構成されているため強い衝撃には弱いです。

激しいスポーツや肉体労働では絶対に使わないようにしてください。

④数年に一度OH(オーバーホール)が必要

OHとは分解掃除のこと。車で言えば車検に近いですかね。長いこと使っていくうちに、精度がどんどん悪くなってきます。

急に動かなくなることはないですが。最初は1日で数秒程度のズレだったのが、数分~数十分のズレるようになってきます。時計として本来の役割が果たせなくなりますね。

OHまでの期間はだいたい3~5年ぐらいと言われています。こちらも個体差があるのでなんとも言えません。丈夫なものだと10年使い続けてもズレることがないらしいです。

OH料金

料金は1万円~10万円ぐらい(メーカーや国内品・海外品によって異なります。きちんと確認してください)。複雑な機能(クロノグラフ等)になってくれば金額は上がります。

5万円の時計に2、3万円のOH代を払うことも十分あり得ます。

正直、高級時計(数十万~)以外は壊れるまで使って新しいのを買ったほうがいいと思いますよ。

⑤こだわりだすと高額になる

ブランド・ムーブメント・ステータスなどをこだわりだすとめちゃくちゃ高くなります。それこそ数十万円~数百万円なんてザラです。しかもそんな時計はOH代も高額!

今の時代、値段が安くても質のいい機械式時計はいくらでもあります。身の丈に合った機械式時計を買うことをお勧めします。

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クォーツ式腕時計

特徴

クォーツ(Quratz)は日本語で水晶のこと。電池の力で水晶を振動させ、針を動かしています。

今では電池で動くクォーツ時計は一般的です。

1969年までは機械式が主流でしたが、日本が誇る腕時計メーカーの”セイコー”が世界初のクォーツ腕時計「アストロン」を発表(俗にいうクォーツショック)。

それ以降はクォーツ腕時計が主流となります(今はまた機械式が注目されていますね)。当時の時計メーカーが何社も倒産に追い込まれるほどの事件でした。

すみません。時計史になっちゃいました。

メリット

①抜群の精度

時計の本来の目的は正確な時刻が確認できること!

腕時計に精度は重要なことです。

セイコーなどの日本メーカーのクォーツは本当に精度が高い。月差±数秒ほどです。超高精度なら年差±数秒と桁違いの精度。

②抜群の実用性

機械式は中にたくさんの部品が入っているため衝撃に弱いです。その点クォーツは衝撃に強い。有名なのがG-ショックですね!

普段使いや肉体労働などでも使える実用性は素晴らしいです。

あとソーラー電池というのがあります。これは光の力で充電するため電池交換不要!時計に手間をかけたくない方には大変便利です。

③価格が安い

安いものなら数百円

数千円も出せば立派なものが買えます。

デメリット

①急に電池切れを起こす

だいたい電池の寿命は2~3年です。

何の前触れもなく電池が切れる場合があるため、例えば大事なプレゼン中に電池が切れたらもう最悪。体内時計を信じるしかありませんね。

②電池交換をする必要がある

電池切れを起こせば電池交換が必要です。

自分でできなくもないですが、傷をつけてしまったり最悪動かなくなることもありますので、交換してくれる店にもっていったほうが安全です。料金は1,000円~数千円程度。

問題は最近電池交換をしてくれる店の数が少なくなってきていることですね。

③使わなくても動き続ける

機械式とは違い、動き続けます。

全然使わない場合も動き続けます。ちょっと電池がもったいないような気がしなくもないです。

そして、気が向いたときに使おうとしたときに電池切れが起こってるってこともありますね。

④時計好きから「あっクォーツか…」って感じで見られる

みんな大好きオメガのスピードマスター(通称スピマス)は機械式もクォーツ式もあります。金額はクォーツのほうが断然安いため、手が届きやすいです。

ですが、時計好きは機械式のほうが評価が高いです。なぜでしょうね?

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スプリングドライブ

特徴

日本が世界に誇るセイコーのみ製造可能です。

セイコーの最高級ライン「グランドセイコーのみ搭載されています。
【2017.2.26追記】セイコーのみじゃなかったです。2016.6にピアジェもハイブリッドムーブメントを発表していました。訂正します。【追記終了】

機械式時計とクォーツ式腕時計のちょうど中間のような感じですね。良いとこどりです。

仕組みは難しいため簡単に説明しますと、動力はゼンマイ(機械式)で、水晶の振動により針が動きます。まさに機械式とクォーツ式のハイブリッドです。

公式ホームページにはこう書いています。

スプリングドライブは、
「高精度を実現した機械式時計」
であり、また、
「電池もモーターも使用しないクオーツ式時計」
であると言えます。

詳しくはグランドセイコー公式ホームページでご確認ください。

メリット

①美しいスイープ運針

みたことありますか?

機械式は「チチチチチ」
クォーツは「チッチッチッチッ」

スプリングドライブは「スーー」

です。ほれぼれします。

②世界最高峰の技術

セイコーが20年以上かけて開発したスプリングドライブです。セイコーの技術の結晶です。

日本人なら憧れませんか?

デメリット

①価格が高い

最低でも30万以上します。高いものであれば100万以上!

しかし、いつか欲しい時計です。

②セイコーしか選べない

作れるのがセイコーだけですからね。しょうがないですね。

※2016.6月にピアジェも発表済。

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最後に

簡単にまとめるつもりが長くなってしまいました。

まとめると

【機械式】
<メリット>

  • 電池交換が必要ない
  • 時計職人の技術が感じられる
  • 永遠に使い続けられる
  • 使わなければ止まる
  • ステータス性が高い

<デメリット>

  • 精度面でクォーツには到底及ばない
  • 個体差が生じる
  • 衝撃に弱い
  • 数年に一度OH(オーバーホール)が必要
  • こだわりだすと高額になる

【クォーツ式】
<メリット>

  • 抜群の精度
  • 抜群の実用性
  • 価格が安い

<デメリット>

  • 急に電池切れを起こす
  • 電池交換をする必要がある
  • 使わなくても動き続ける
  • 時計好きから「あっクォーツか…」って感じで見られる

【スプリングドライブ】

<メリット>

  • 美しいスイープ運針
  • 世界最高峰の技術

<デメリット>

  • 価格が高い
  • セイコーしか選べない

以上になります!

機械式でもクォーツ式でもどちらにも良い点と悪い点があります。自分のライフスタイルや価値観で選んでください。

良い腕時計ライフを!

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